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保育園に住まう悪魔・ミスターXの存在とは

今から20年前、僕は地元のしがない保育園で人間社会デビューしました。

僕の出身地は田舎の山周辺地帯。

人口はやや少ないので保育園は2つしかなく、特に能力で差別されるようなランクもありませんでした。

僕はいろんな意味の計算能力は高くても、世渡り能力は最低から一つ上のランク程度。

一緒に遊んでいる友達を無視し、途中一人で積み木遊びや絵本で勝手に妄想シナリオを作って一人で爆笑など、独裁的なお遊戯が好きだったどこか孤独な少年でした。

 

こんな協調性だったので、もし保育園ごとにランクがつけられていたら確実に雑魚ランクの保育園に放り込まれていたことでしょう。

 

そんな能力・身分差別がなかったのが僕の地元の保育園。

とても平和でした。

 

ある存在を知るまでは。 

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そう、僕の保育園にはこんな都市伝説が存在した。

 

「年少組のトイレの横にある不気味な黒い扉。 勝手に開けるとその中に住んでいる悪魔・ミスターXに連れ去られてしまう」

というものだ。。

 

お昼寝の時間の前にクラスの先生がいつもこの話をしてきた。

 

あくま?

みすたーえっくす?

そんなにこわいのかな?

その話を聞かされた段階ではあまり実感が湧かなかった。

 

ミスターXの部屋とされる黒い扉の前を通るとドアノブにパネルが吊るしてあってそれにはこんなような絵が描いてあった。

 

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これは僕がペイントで描いた絵ですが、当時あったのは本当にこんな感じの絵でした。

黒のボディー、赤い角に黄色い目。

ニヤついた表情。

赤く染まった剣らしき武器。

 

確実に2、3人は殺ってる目をしています。

クレヨンで描いたような絵でしたが強烈な殺気を放っていました。

 

ミスターXの存在を怖がっている奴もいたが、先生が怖い演出も交えてこの話をするもんだから僕の好奇心が刺激された。

 

「なぜミスターXはこの保育園に住んでいるのだろう?」

「ミスターXが子供を連れ去る理由は? もしや今、国際問題になってる人身売買の組織か?」

まあ、これは冗談としても。

 

「ミスターXの住む扉の向こうには何があるんだろうか?」

「ミスターXの実名が気になる。。」

など、考えたらいてもたってもいられなくなりました。

 

そこで決めました。

 

 

ミスターXを退治しよう!

 

 

当時、僕は従兄弟と「ボス退治」という遊びをしていました。

家にある人形などの雑魚を剣のおもちゃで叩き、たくさん倒したら「ボス」である我が家のおじいちゃんが登場。

こいつをひたすら叩いてやっつけるという、老人虐待的な遊びが「ボス退治」です。

 

 

そんな戦闘経験もあるので自信がありました。

たまに僕のクラスではお昼寝中に、ほぼ全員が目を覚まして騒ぎ出すという暴動が起きていました。

 

この暴動に乗じてミスターXの部屋に突入し、討伐するという計画を立てます。

 

メンバーは僕、友人A、B。

 

ミスターXは剣を持っているので、それに対抗すべく、広告や新聞を硬く丸めてお手製の剣を作り、武装。

 

ドラクエやFFで登場する武器職人の武器よりも攻撃力高めです。

きっと。

 

そしてある日、偶然にも暴動が起きたので作戦開始。

 

布団の下に忍ばせた新聞紙剣を取り出し、廊下を移動。

 

A、僕、Bの順でミスターXの黒い扉に突撃します。

 

勇敢なAがドアノブに手をかける。

 

緊張の瞬間。

 

しかしそこで作戦前に一番乗り気だったBがビビッて逃亡。

 

こんの役たたずめ。

お前なんかミスターXに斬られてしまええええ!

 

 

Bは放置して意を決してAが扉を開ける!(ラッキー。これで先生に怒られても「Aが開けた」って報告すれば僕の罰は軽くなるはず…)

 

 

そして・・・

 

 

その扉の先には・・・

 

 

 

妙に狭い部屋。

いろんなスイッチや機械が並び、不気味で静かな機械音が響いている。。

 

ここは・・・ふっ、そうか・・・。

 

 

 

ミスターXは、嘘だった!!

 

 

 

どうやら大人のちんけな嘘だったようです。

 

機械室?コントロール室?だったようです。

 

僕らわんぱく小僧に保育園内の機械をいじらせないためにミスターXという怖い架空の守護神を存在させたということですね。

 

 

なんだ、つまんね。

 

 

 

そして勇敢な少年たちは悪魔との戦いを終え、ホッと一息。

 

仕方ない、お昼寝するか・・・

 

教室に戻るとそこにはミスターXよりも強力な敵・先生がいました。

 

 

 

僕とAは怒られました。


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