Sponsored Link



 

中学のとき、「サイボーグ」と呼ばれる最強の校風委員の先生がいた。

f:id:hoooolden:20170315230121j:plain

僕の中学校は校風が厳しく、名札(ネーム)をつけない、スカートの丈が短い、制服の着こなしがだらしないなどのふしだらな格好をしていると校風の先生から呼び出しをくらいます。

その校風の先生は数学の担当なので呼び出されるのは数学研究室。

 

通称・恐怖の数学研究室。

 

その先生は僕の中学校の中で最強、最恐、最凶の先生で、好きなカラーは黒。

ヴィジュアルバンドのようにいつも黒い服を着ていました。

 

歩くスピードは通常の先生の3倍。

まるでガンダムのシャア専用です。

 

キリッとまじめなメガネ、いつも冷酷で厳しい表情をしている馬面で髪は天然パーマ。

外ではサングラス。

 

「モンゴル」や「ターミネーター」など学年によっていろんな通り名がありましたが、僕は彼を「サイボーグ」と呼んでいました。

 

Sponsored Link

 

当時、僕の学校にもヤンキーがちらほらいたものの、サイボーグの冷酷で威圧的な態度には誰も逆らうことが出来ず、皆屈服せざるを得ない。

とはいえたいていの中学生といえば「ヤンキーがかっこいい」と不良を崇拝する第一黒歴史を歩むお年頃。

(ちなみに第二黒歴史は高校時代です。金髪とか変な髪形にするからね。)

 

中学生はそんな可愛い不良崇拝思考なので腰パンや制服の第一ボタンを開けたいのです。

だがこれもサイボーグがいないところでこそこそやるしかない。

 

それくらいサイボーグは怖い。

 

そんな馬鹿をやらかそうものなら数学研究室に呼び出され、処刑されます。

彼が発する言葉 「数学研究室に来なさい」 は死刑宣告です。

 

逃れる術はありませんでした。

 

僕は呼び出されたことはなかったのですが、呼び出されて奇跡的に戻ってきた奴の顔は恐怖に青ざめた表情でした。

 

また、サイボーグは声がでかい。

怒鳴られたら速攻で全校舎内に響き渡り、恥ずかしい。

恐怖と羞恥、そして下手したら成績にまで響くのだ。

 

僕の中学校は完全にサイボーグに支配されていた。

彼が教室に、廊下に現れたら生徒は会話をやめる。

 

 

彼と同じ掃除場所になったら完全無言清掃、違反者は処刑。今後、黄泉の国で永遠に無言になる。

 

数学を担当する彼の授業ではノートを毎日提出。

未提出期間が続いたり、落書きをする授業中に干される。

など恐怖と圧力に完全支配されていたのです。

 

この状況を実感して血が騒ぎだしました。

僕は皆が笑ってると恐怖を感じ、皆が怖がってると笑うという感覚が歪んだひねくれ者でして、日に日にサイボーグが笑えるようになってきました。

 

 

そこで決めました。

 

この恐怖の鉄くず男を笑い者に変えてやろう。

 

と。

 

続く

 

www.hoooolden.blog

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。